2007年01月24日

カルロス・メロの絶望 2006年11月7日

この試合は,9月の世界タイトル戦の延期により急遽組まれた試合でした。GW明けから準備に入り4ヶ月の準備期間を消化し万全でした。更に2ヶ月間をフィジカル強化に使いましたが、長期間にわたるメンタル面での緊張が懸念材料となりました。対するメロは、ショートスパンで試合を消化しトップコンテンダーの地位を確保すると共に海外遠征もそこそこ経験しており攻防を兼備したバランスのとれたボクサーファイターと見ていました。作戦は、アマ100戦超のプロ20戦キャリアの積み重ねで掴んだチャンス しかも地球を半周してのアゥエーでの世界戦。1Rからエンジン全開は普通考えにくいのですが、公開スパーを拒否してきた神経質さを逆手をとってカツナリは足を使い徹底的にカウンターを使う公開練習を見せた事で多分、相手トレーナーとしては「1Rはしっかり相手のタイプを見て来い。」と言う 一番無難且つ勇気を必要としない指示を出す環境を整えました。相手の待ち作戦に確信を持ったのでこちらは、1Rはほぼ全開、完全にペースを掌握してから2Rは、カウンターからプレス 3R相手が混乱したら強いプレス、出てきたらボックスとほほ作戦通りの試合が出来ました。この試合メロはトップコンディションだった事は間違いありません。特にスタミナの面では、1分間の心拍数で2拍ほどカツナリを上回り充分に精神的に落ち着いている事が予備検診でもはっきりとしていました。ゴング直前でも集中力に溢れた殺気のあるいい表情をしていました。試合は、技術戦でカウンターを狙う高山に更にカウンターをかなりいいタイミングで合わせて来ました。しかし、このカウンターを体に触らせなかった位高山にスピードとリズムがありました。この事が試合を決定づけたと思っています!非常にいいタイミングで放ったカウンターがせめてガードの上を叩いたり体に触れればまだ希望があるのですが、全くかすりもしないと言う事が繰り返され逆にカツナリのリバーブローが命中し消耗していくとともにメロが戸惑い、絶望していくのを感じました。もし、充分に鍛えられたスタミナが無ければ試合は9Rまでに終わっていたと思います。絶望しつつ最後まで勝機をさがし続け瀕死のラウンドから1分間で持ち直して来たのは世界タイトルへの執着やったと思います。もっとメロにパンチがあれば・・と考えるとやはり、試合を決めきる決定力と更なる精度がこちらの課題となると確信した試合となりました。試合としては、大差のついた試合でしたがこの差は単純にカツナリが、フィジカル的にスピードと
スタミナで上回った初めての試合(笑)となった気がします。次は、敗戦のアノ試合を・・
posted by ・・・ at 10:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする