新チャンプの防衛と未来の幸運を祈ります。
WBC世界フライ級タイトルマッチの比嘉選手の減量失敗に関しては、とても残念な気持ちです。ボクシングは決められた日に決められた相手と決められた体重をクリアして競うスポーツ。余程厳しかったとは思うのですが、世界王者なので同じようにこの日の為にコンディションをつくった挑戦者 そして何よりもファンの為にも・・計量をクリアするのはプロとしての責務です。時には重大な事故を招く危険性のあるスポーツなのでタイトルは失いましたが又 頑張って欲しいと思います。
個人的には、トレーナーや陣営の最大の仕事の一つは適性体重を見極める事だと感じます。以前、井上尚也現バンタム級世界王者がLフライ級からスーパーフライ級にあげた時、さすがに2階級とは・・と成り行きに注目しましたが完璧なタイミング 決断だったと思います。明らかにLフライとは別次元とも言えるパフォーマンスに変貌していました。
減量で苦しめば、体格差と言う大きなアドバンテージを手にしますが、基本的にはそのボクサーの最高の能力を叩き出す為には減量とは戦わず相手との戦略や戦術にエネルギーを使う方が良いと感じます。
海外でも減量失敗とは言わないまでも世界タイトルを簡単に放棄し上の階級で勝負をする例をたくさん見ましたが多くは階級の壁に阻まれているケースが多いように思います。陣営的的には嫌な言葉ですが興業的にもタイトルを手放すのは大きな勇気がいるとは思います。プロの世界ですからね・・。
ミドル級のに関しては、マーベラス・マービンハグラーの1980年代に熱狂したボクシングを知るものにとっては複雑な思いがありますが、ゴロフキンとの試合が実現すれば目の肥えたファンにも世界にも認知される存在になれるのではないでしょうか。
歳のせいか最近は今の試合を観ないで たまに1980年代の試合を観る程度になってしまいました。
ゴロフキンといえば、村田−石田戦を観たかったなと思います。もしやっていれば 俺の予想は・・(笑)やめときます。